石亭は明治28年に建てられた文士墨客に愛された東京本郷「菊富士ホテル」を発祥とし、今年で110年を迎える老舗旅館です。名前の通り、伊予、鞍馬山など全国各地から集めた石と石灯籠、庭木、数寄屋造りの離れが癒しの空間を作り上げています。石亭では、お客様をお迎えするとき「お帰りなさいませ」、お見送りの時は「いってらっしゃいませ」と言葉をかけさせて頂いてます。
お客様は普段はとてもお話できないような経営者や財界の方が多く、社会的に地位の高い方たちが休暇や家族の記念日などで訪れ、日常から開放され、くつろがれる場所が石亭、第二の我が家なのです。
日本の風情を感じる四季折々に変化する庭は、働いている私たちの心もなごませてくれます。
石亭は歴史のある旅館ですが、常に新しいものを柔軟に取り入れてきました。私たちのサービスの基本は「No」を言わないこと。基本のマニュアルはありますが、お客様の要望を実現するためフロント・調理場・サービススタッフが力をあわせてお客様にサービスしていくのが石亭のやり方。
客室に専用の露天風呂を作る時も自分たちで、この場所にこんなカタチのものをと考え、業者さんと打ち合わせて作っていきました。元レストランを利用して1Fをカフェに、2Fはライブラリーに、自分たちで壁を塗ったり、本を集めたり、カフェのメニューを作ったり。アメニティグッズも自分たちで考えロゴを入れて、ポーチを作ったりと値段の折衝までスタッフが担当しました。そんな風に自分たちで作った施設だから、愛着もわきます。またお客様はリピーターの方が多く「(前と比べて)よくなったね」と言っていただけるのも励みになりますね。経験や年齢は関係ありません。誰もが石亭を創っていく仲間なのです。「こんなサービスをしていこう」、「ここをこうしたらいいんじゃないか」などどんどん自分のアイデアを出してください。みんなで考え、形にしていきましょう。
スタッフからのメッセージをご覧ください。 ◀前のページへ戻る